リビング学習の落とし穴は？？悩みを解決してよりよい学習環境を！

大人気のリビング学習。でも悩みは多い。

リビングやダイニングで学習に取り組んでもらうことで、親がわが子の学習を見守ることができる点で大人気の「リビング学習」。

雑誌やインターネットメディアの特集記事などで見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。

小学校入学時の学習机選びにおいても、最近はリビングにおけるコンパクトな机や、ダイニングテーブルと合わせて使える機能的なものも人気のよう。

ただ、リビング学習を実践する中では、いろんな悩みもあるようです。

悩みその１：リビング学習だと勉強の集中力が続かない・・・

家族が集うリビング、ダイニング。
家族が行き来するのはもちろん、家中の娯楽が集まっていると言っても過言ではなく、学習に取り組んでいる最中に気が散ってしまうこともあるようです。

「学習につまづいているな、というところにこちらがすぐ気付けるようになったのはすごくいいんですが、わりと気が散りやすいらしく、読みかけのマンガなどに手を伸ばしてしまうこともあります…。その都度注意していやいややらせるような空気になるのが気になっています」（小2 保護者）

解決法としてはなるべく集中しやすい空間を作ってあげること。

テレビを消したり、妨げになるようなものをその時はきれいに片付けるなどしたり、それでも集中しにくいお子さんには、勉強している間、ちょっとついたてを用意するなど、簡易的に自分のスペースを作ってあげると良いでしょう。

悩みその２：リビング学習だとリビングが散らかったり勉強道具がなくなったり…

ただでさえ散らかりがちなリビング。

リビングに勉強道具一式を常に揃えておくのはなかなかスペースをとりますし、お子さんのお片付けレベルによっては文具がそのへんに転がっている、ということも。

「リビングがそこまで広くないので勉強道具の置き場についてはまだ正直どこがベストか悩んでいます。子どもも正確にもとに戻すのをめんどくさがったりするので、テキストなども本棚のここに戻してね、と伝えているのですが、まぁ、散らかりますね……」（小1 保護者）

そういった場合、その時の学習に必要なものだけを一括して持ち運べる書類ボックスなどを活用するのもよいでしょう。

使わないときは別のお部屋においておけますし、とりあえず終わったらボックスに入れる、という雑な片付けではありますが、リビングが散らかってしまうことを回避できます。

悩みその３：リビング学習の利点だとはわかっていても、それにしても質問されすぎる

親と子が関わりながら進められるのが利点のリビング学習ですが、低学年のお子さんであれば、うっかり忘れてしまったカタカナや九九など、すぐに自分で調べられるようなことで呼び止められることも。

ゆとりをもって見てあげるときなら問題ないですが、家事をしながら、ほかのきょうだいのお世話をしながら、など忙しいときはそうもいきません。

「子供部屋など個室であれば、勉強のときに子どもが自分で参照できるような暗記系ポスターを学習机のデスクマットに置く、壁に貼るなどできますが、リビングなのでできる限りそれは避けたい気持ちもありますね」（小1保護者）

五十音表や九九表の下敷きを活用するなどして、子どもが難なく自分で調べられるような工夫をしてみましょう！参照するものが多くなる場合は、ファイリングしておいてさっと出せるようにするのもおすすめです。