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夏休みのちょっと苦手なその宿題、まなびウィズがおたすけ!!〜読書感想文編〜
小学館の通信教育まなびwithの特長のひとつ、作文。夏休みの宿題でも、自由研究とあわせて苦戦しやすい課題ですね。夏休みの終わりごろになって「ああ、どうしよう!」と嘆くお子さんを結局サポートする羽目に…なんていうことも。
そこで今回は、まなびwithの国語作問者、佐藤友樹先生に、これさえ押さえておけばOK!という読書感想文のポイントを教えてもらいます!
今回の登場人物
なっちゃん
楽しいことが大好きな小学生の女の子。今年の夏休みもたくさん楽しいことをするぞ〜!でも夏休みの宿題の中で一番苦手な読書感想文が書ける気がしない!何から初めたらいいかわからないよ!だれか助けて〜〜!
佐藤友樹先生
こんにちは!まなびwithの国語の問題を作成しています。読書感想文が苦手だと思っている子は多いよね?でも基本の書き方をおさえれば大丈夫!コツを簡単に教えるよ!
読書感想文は時間がかかる?!
めんどくさいと思うととりかかるまでの時間もかかる・・・
佐藤先生、助けて!!!
どうしたの?
夏休みの宿題の読書感想文のことだよ!!
な〜んだ。大げさだなぁ。
大げさじゃないよ!
夏休み、まだたくさんやりたいことがあるのに!読書感想文は時間がかかっちゃうでしょ?だからついつい後回しにしちゃって、いつも最後に大変な思いをしちゃうんだから!
そんなことないよ。
読書感想文だって折り紙と同じだよ。ほらほら、パパっと終わらせちゃおう。
読書感想文は折り紙と一緒??
順番を守って書けばすぐ書けちゃう!
折り紙と一緒ってどういうこと?
折り紙には折り方の順番があるでしょ。
それの順番どおりに折れば完成するよね。読書感想文も、それと同じ。書き方の順番を守って書けばいいんだよ。
そうなの!?
折り紙と同じと思えば書けそうな気がしてきた!はやく順番を教えて!
まあまあ、落ち着いて。
とっても大事な3つの柱を教えてあげる。「はじめ」「真ん中」「終わり」って、これだけなんだよ。
読書感想文は3つの柱で書ける!
え!?3つだけ??
でも「はじめ」「真ん中」「終わり」ってだけじゃわからないよ〜。
ふふふ、それはね、こういうことです!
読む前のことを書いてもいいの?
読書感想文の「はじめ」はこう書く
読む前のことって?
まだ本を読んでないときのことを書いていいの?
そう。
読書感想文を書くために読んだ本を選んだきっかけがあるでしょ?それを、理由を含めながら詳しく書いていくといいね。
「はじめ」の例
- ぼくは水泳が得意なので、海の話を読んでみたいと思いました。
- 本選びに迷っていたら、母がこの本をすすめてくれました。
- わたしが読んだのは、大好きな犬が登場する『南極物語』という本です。
なるほど!
読んだきっかけは人や本によってそれぞれだから、これを書くだけで、自分らしい読書感想文になるね!
本のあらすじ+自分の読書体験を書く!
読書感想文の「真ん中」
じゃあ次は「真ん中」。
「真ん中」では、本のあらすじを簡単に書いこう。次に、読んで思ったことを書いていくよ。
「真ん中」読んで思ったことの例
- 困難にもへこたれない少年たちを見習いたいと思いました。
- 本の中の犬たちが、まるですぐそばにいるように感じました。
- 知らない土地に取り残されると、夜も眠れないくらい怖いと思います。
どう?
読書感想文では、この「真ん中」の部分が一番分量が多くなることが多いけど、「はじめ」「真ん中」「終わり」のどこを多めにするかは自由だよ。
「終わり」は、読んだ後のこと。
自分の感想をできるだけ詳しく書いてみよう!
最後は「終わり」だね。
「終わり」には、読んだ後に現実に起こった事や、読んだ後で自分の気持ちがどう変わったかなどを、できるだけ詳しく書いてみよう。
ええと…そうだな。
「主人公はわたしと違うタイプだけど、この子の気持ちがよくわかるようになりました」なんてどうかな?
そうそう、いいね。
どう違うのか、どうわかるようになったのか、を書いていくといいよ。
「終わり」の例
- 読んだあと、感想を母に話したら、海に連れて行ってくれました。
- 本に出ていた練習方法を真似してみたら、野球がうまくなりました。
どうかな?
読んだ後に自分がやってみたことから広げていくのもいいね。
実際に順番通りに書いた作文がこちら
すごい!
これならわたしも書けちゃうかも!先生ありがとう!!
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※ この記事の内容は「小学8年生」(小学館刊/2016年『小学二年生』8月号増刊)より一部転載、
一部参考にして作制しています。
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