一生ものの読解力を身につけたい!小学生の読解力を伸ばすために効果的なこと

一生ものの読解力を身につけたい!小学生の読解力を伸ばすために効果的なこと

「日本人の読解力が低下している。」

2019年12月に発表されたOECDの生徒の学習到達度調査(PISA)の結果を受けて、昨年末、このようなニュースが駆け巡りました。日本では高校1年相当の年齢の生徒を対象に行われたこの調査において、理数分野はトップレベルを維持したものの、読解力の分野では低水準にとどまっています。

まなびwithの国語の作問者である佐藤友樹先生は、読解力の重要性について次のように語っています。

「読解力は国語だけでなく、算数の文章題やすべての教科の基礎となります。さらに、日常生活を送る上でもさまざまな文章を読むことは必要ですし、将来仕事でも必ず必要となります。したがって、読解力が高いことは学校のテストや受験に活きることはもちろん、一生の宝物となるのです

生涯にわたって必要となる読解力。ぜひ小学生のうちから身につけたいですよね。

そこで、今回は小学生のうちにできる読解力アップの方法を、まなびwith小学生コースのカリキュラムを例にとりながらご紹介していきます。

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読解力をつける方法は? 読書量との関係は?

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先に紹介した日本人の読解力低迷のPISA調査結果について、文部科学省の分析によれば、コンピュータ画面上での長文読解の不慣れや日本では選択式問題が多いため記述式の問題を苦手とする生徒が多いことなどが複合的に影響している可能性があるとのこと。一方で、本や新聞をよく読む生徒の方が平均点が高いのも事実で、読書量と読解力には少なからず何らかの影響があることも明らかになりました。

まなびwithでは、読解力と読書量には密接な関係性があると考えています。とりわけ大切なのは、さまざまなジャンル・さまざまな型の文章をたくさん読むことです。

なぜなら、さまざまな文章を読むことで語彙・文型のバリエーションにふれることができ、想像力を働かせたり、考えを深めたりする機会が増えるからです。さらに、たくさん読むことで文章を深く読み解くコツをつかみ、登場人物の気持ちを理解したり、要旨や主張を把握したりする力も身についていきます。
このように、繰り返したくさんの作品にふれることが、読解力を高める第一歩になります。

 

小学生が押さえておくべき“読解のコツ”とは?

ひとつの作品は読み解けても、次の作品になったらわからなくなってしまう、というのでは読解力がついた、とは言えません。そのためには、“読解のコツ”を身につけ、他の作品にも活かしていくことが大切です。

ここでは、物語文・説明文の読解のコツの一例を紹介します。

  

<物語文読解のコツの一例>

場面を捉えるコツ

  • 1・2年生...「いつ」「どこで」「だれが」「何をした」のかを確認する
  • 3・4年生...場面と場面を比べる
  • 5・6年生...起承転結を確認する

登場人物の生き方・考え方がわかるコツ

  • 1・2年生...主人公の言葉から気持ちを読み取る
  • 3・4年生..主人公の気持ちが変化した「きっかけ」に注目する
  • 5・6年生...登場人物の関係に注目する

主題(テーマ)をとらえて自分の意見を持つコツ

  • 1・2年生...作品の題名を考える
  • 3・4年生...自分だったらどうするか考える
  • 5・6年生...登場人物に対してどう思ったかまとめる

 

<説明文読解のコツの一例>

●論理的な文章構造がわかるコツ

  • 1・2年生...「問い」と「答え」に注目する
  • 3・4年生...並列や対比など、「例」の関係に注目する
  • 5・6年生...まとめと事例の関係に注目する

●重要なポイントをとらえるコツ

  • 1・2年生...「まとめ」の文に注目する
  • 3・4年生...段落の要点をまとめる
  • 5・6年生...文章全体を要約する

●著者の文章に対して自分の意見を持つコツ

  • 1・2年生...おもしろかったところを書く
  • 3・4年生...自分でも例を考える
  • 5・6年生...著者の意見に「反論」か「納得」かと、その理由を書く

 

こうした読解のコツをまんべんなく繰り返しトレーニングしていけば、文章の構造を理解し、初めて読む文章でも要点をつかめる力が育ちます。

 

学年別・到達のめやすは?

続いて、学年別に読解力の到達のめやすを見ていきましょう。

 

<物語文の到達のめやす>

  • 1・2年生...おおまかな内容(いつ・どこで・誰が・何を・どうした)を読み取ることができる
  • 3・4年生...場面変化を理解し、内容を要約することができる
  • 5・6年生...作品の世界を理解し、読みを深めて広げることができる
 

<説明文の到達のめやす>

  • 1・2年生...文どうしの関係を理解することができる
  • 3・4年生...段落どうしの関係をとらえ、著者の言いたいことを理解することができる
  • 5・6年生...文章全体をとらえ、自分の考えを持つこと(クリティカルシンキング)ができる
 

前の項で紹介した読解のコツの一例を押さえながら作品を読み進めることで、これら到達目標に近づきます。大切なのは、学年に応じてステップアップしていくこと。そのためにも、それぞれの学年に見合った良い作品にたくさん出会うことが重要です。

トレーニングで伸びる! まなびwithの教材がおすすめなワケ

読解力は、反復問題を繰り返し行うことで力をつける算数の計算問題などと比べ、勉強方法が把握しづらいように捉えられがちです。しかし実は、反復・トレーニングすることで確実に身につけられます。問題の質と量に定評のあるまなびwithの読解教材で、読解力を高める練習をしていきましょう。

 

<まなびwith小学生コース/学年別・読解教材>

1年生

小1から読解問題が手厚いのもまなびwithの特徴。低学年のうちにたくさんの文章を読む習慣づけをしておくことで、中学校や高校、さらには将来の仕事にも役立つ、一生ものの読解力をつけることができるのです。

2年生

小2からは、物語の登場人物の様子や気も対を読み取る問題も増えていきます。家族や学校での出来事など、身近に感じられる作品を中心に選定しています。説明文では、身の回りのことへの興味・関心を持ってもらうテーマを多く扱っています。

3年生

小3から、論理的な文章を書くお手本となる説明文を増やしています。さまざまな文章に触れ、要点や筆者の主張を読みとる練習を繰り返します。

4年生

漢字や語句をある程度、習得してきた段階なので、日本語の基礎知識をテーマにした文章も多く取り扱っていきます。これらを題材に主張や要点を読み取る力を伸ばします。

5年生

小5から「伝記」を取り入れており、偉人の生き方や考え方にも触れていきます。他者との比較を通して論理的思考力を高めることに繋げます。また、章を自分なりにまとめて記述する問題も多く出題します。

6年生

小6から「古典」を題材とした物語を取り入れており、先人の知恵を学び、これからに活きる教養を培います。また、文章を自分なりにまとめて記述する問題も多く出題します。

  

読解力アップをめざす小学生には、教科書を超えて生活の中でも活きてくる読解力を養うまなびwithがおすすめです! 

 

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