影響力―自分のダンスで世界を変える。/プロダンサー【MiYUさん】〜インタビュー企画「叶えるちから、伝えるちから」〜

影響力―自分のダンスで世界を変える。/プロダンサー【MiYUさん】〜インタビュー企画「叶えるちから、伝えるちから」〜

各分野で活躍している方の子ども時代からの話を聞きながら、目標実現の原動力や自己の発信力のヒントを得るインタビュー企画「叶えるちから、伝えるちから」

今回は、日本発のダンスのプロリーグ「D.LEAGUE(Dリーグ)」のSEPTENI RAPTURES(セプテーニ ラプチャーズ)で活躍するMiYUさんにお話をお伺いしました。プロダンサー、そしてモデルとしても活躍する18歳。明確な「なりたい自分」の輪郭をはっきりと持ちそれに突き進む彼女のこれまでとこれから、そして彼女を支えた家族のお話も。

 

 

小5のとき、「自分のダンスで一人でも多くの人ハッピーになってもらいたい」と思った。

 

3歳でダンスをはじめ8歳から本格的にHIPHOPを始めた。「お前は才能がある!」と言ってくれた父が毎日レッスンに付き添った。毎日のレッスンを録画した動画を夕食時に見ながらその反省、それを毎日の練習に生かす日々。1日8時間の練習が中2まで続いた。

 

―負けず嫌いだし、拍手声援をもらったときの気持ちよさは当時も今も大好き。とにかくアツい性格だと思います。じゃんけんで負けることすら「ハぁ?!」ってなってた気がしますね(笑)。なのでコンテストで負けるとめちゃくちゃ落ち込むし。その分めちゃくちゃ練習します。それで次勝って、ていうのを何回も繰り返している感じです。(MiYUさん/以下同)

 

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いくら負けず嫌いとは言え、気持ちを切り替える方法や、そんな過酷な練習を嫌になることなく継続できた理由がとても気になるところ。

 

―それは父のおかげですね。負けた瞬間からスタジオとってくれて「ハイ練習!」「次!次!次!」みたいな。父が前を向かせてくれることが多くて。離れて暮らす今もリーグ後の叱咤激励で力をもらっています(笑)。そんな父のマインドが、しっかり自分の中に染みついてるんでしょうね。

「練習したくない」と思ったことはありましたが、「ダンスをやめたい」と思ったことはなかったです。ダンスが本当に好きになれたのは家族とファンの存在のおかげ。応援してくれている人のおかげで続けています。小5くらいのときかな、出たコンテストで結果が出て、それを見た人が「MiYUちゃんのダンスを見てハッピーになりました」と言ってくれたんです。

結果も大事なんだけど、誰か一人でも他の人に「MiYUちゃんを見てダンスをしたくなった」とか言われること=何かきっかけを与えられることが自分の幸せだと感じたんです。それから、影響力を持ちたい、有名になりたい、一人でもダンスを知ってもらいたい、その楽しさを知ってもらいたい、自分がそのきっかけの存在になりたい、と思いました。

  

  

父や師匠など周りの尊敬する人に褒められることで、自分の成長を感じることができた。

 

なりたい自分になるために幼いころから練習に励んできたMiYUさんに、何かを学ぶ上で大切なことについて聞いてみた。

  

―私は「楽しむこと」を大事にしてきました。これも父が教えてくれたんですけど。たとえば8歳の時に初めてクラブステップを習ったときは面白くなかったんですが、父に「おい!もっと楽しめよ!!」と言われて。とりあえずできる・できないはさておき楽しむことに振り切ったら「え!できる!」「リズム取れる!」ってなって、今度は成長を楽しむことができたり。成長すると褒めてもらえてもっと楽しい。周りの信頼できる大人が、ただあれやってこれやって、というだけじゃなくて、楽しさを発掘するためにいろいろアプローチをしてくれたんです。

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「自分を作ったのは父とKyokaちゃん(※8歳でHIPHOPを始めたときの師匠)」というくらい二人のことを尊敬しているというMiYUさん。

 

―KyokaちゃんはHIPHOPを知らないことから基礎を全部、アーティストの深いところも教えてもらった家族みたいな人。でもいつか絶対超えたい存在ですね。父のことは本当に尊敬しています。ダンス経験者ではないんですが、ダンスやってる本人よりも熱くなるような人。ダンスだけじゃなくてメンタルの部分でもいろんなことを教わりました。

そういう信頼する周りの人たちに、できなかったことをやって認められたときは「よっしゃ、キタ!!」という気持ちになりますね。私の場合、ダンスが好き、音楽が好き、成長している自分が好き、ということがそろって学びを最大化できたんじゃないかと思います。

  

  

「プロであってストリートではない」。多くの人にダンスを広く伝えるためにプロとしてやれることを。

 

2020年に発足したDリーグ。それまでダンスだけで食べていくということが厳しかった日本のダンスシーンだが、Dリーグ発足により企業に属して年俸をもらい、プロとしてダンスをするということが実現した。

Dリーグができるまで、ストリートという土俵で数々のバトルやコンテスト、ショーでタイトルを獲得してきた彼女にとってDリーグはどういうものなのだろうか。

 

―Dリーグ自体はストリートダンスカルチャーではないわけで。Dリーグにはダンスを広く普及させる目的があり、これまで自由にやっていいよ、とされていたものをある程度、難易度が見える形での評価をして一般の人に理解してもらいやすくする必要があるんです。本来の私は自由に踊るのが好きで、今まで出たコンテストではそんな縛りは一切なかったんですが、プロとして、それを受け入れなくてはならない。

でもだからといって、Dリーグではみんなにわかりやすい評価で成り立つエンタメばかりを作るというのは違うと思います。自分がストリートダンサーとしてやってきたこと、誓ってきたことは絶対消さずに、一般の人に伝わるエンタメをミックスさせるというのが一番理想なんじゃないかと思ってますね。

 

 

実現させるのは自分でありたい。誰にも越されたくない。

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プロとして活躍する傍ら、この春に高校を卒業。親元を離れ、ダンスでの活躍も目覚ましく、今やインスタのフォロワー数は10万人を超えた。だが本人は「卒業までにもっと有名なっているはずだったのにな、と反省してるところです」と笑いつつも少し悔しそうな表情も見せる。

 

幼いころから海外で活躍していた彼女。昔から自分は海外の方があっているという感覚があった。HIPHOPのカルチャーをもっと身近で学びたい、ダンスだけでコミュニケーションが取れるくらいダンスに没頭できる場所で勝負したい、Dリーグで学んだことを次は海外で、というふうに海外に目を向けながら、今自身が日本で活動する意味について常に深く考えているという。こんな風になりたい自分を語るとき、彼女の言葉は全くの迷いがない。

 

18歳という年齢で成人でもある彼女に「大人とは何だと思いますか?」と聞いてみたとき、こう答えてくれた。

  

―影響力がある人ですね。自分の好きなこと、得意なことで社会に影響を与えることができる存在だと思います。

今、BTSとかBLACKPINKとかが世界中に影響を与えてるじゃないですか。ダンサーがあれくらい有名になって、みんなに影響が与えられたらそれこそ世界が変わると思ってます。

ダンスで多くの人が救われる世界を見たいんです。それを実現させるのは自分でありたいし、誰にも越されたくないです。

  

 

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<SEPTENI RAPTURES>

“Be The One”を合言葉に、それぞれの個性を共鳴させ、(HIPHOP,LOCK,POPなど)汎ゆるジャンルの表現を高次元に昇華させるフリースタイル ダンスチーム。世界チャンピオンの称号を持つメンバーを複数擁しており、これまでのストリートダンスシーンにおいて、常に第一線で戦い続けてきた注目のダンサー達で構成。確かなダンススキルがあるからこそ成立する、革新的な表現をチーム全員で追求し続ける。どんな状況でも最後まで勝利にこだわり、あらゆる逆境をも乗り越え、“歓喜/Raptures”を掴み取ることを誓う。

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