【入学準備トレーニングにも!】トランプ遊びで伸びる子どもの力って?!

【入学準備トレーニングにも!】トランプ遊びで伸びる子どもの力って?!

実は、子どものいろいろな力を遊びながら伸ばすことができます。今回はトランプ遊びで伸びる力や実際遊ぶ時のポイントなどについてご紹介していきたいと思います。

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〔トランプで遊ぶことの効能〕驚くほどたくさんの力が鍛えられる!

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トランプで遊ぶとどんな力が育つのか、考えてみましょう。そもそもトランプにはハート・ダイヤ・スペード・クラブの4種類のマークがあり、小さく書かれた数字と絵柄のマークの数が同じです。

トランプを手に取って遊ぶだけで、マークの識別・数字が示す数量・1から13までの数の概念などが理解できるようになります。

ゲームのルールを知る過程でも、「説明を聞く→ルールを理解する→実際に遊んでみる」という流れに乗って理解力・集中力・記憶力・コミュニケーション能力などが育まれていきます。

さらに夢中になって遊んでいる間にも、図形認識力や推理力、論理的な思考力や判断力などが伸ばされますし、ゲームの進み方や勝敗によっては忍耐力も育てることができますよ。いいことづくめのトランプ遊び、さっそくご家族で楽しんでみてください。どのゲームも、枚数を減らしてスタートすることがポイントです。

 

 

 

〔おススメのトランプ遊び1〕トランプデビューは神経衰弱!

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神経衰弱については絵合わせなどのカードゲームですでに経験済みのお子さんも多いと思います。

ルールは簡単で、「裏返して並べられたカードを順番に2枚ずつめくる。同じ絵柄が出たら自分がその2枚をもらって、さらにもう2枚めくることができ、絵柄が揃わなければカードを裏返しに戻して次の人に順番が移る。最終的に手元にカードがたくさんある人の勝ち。」というものです。

 

これをトランプでする場合、カードの位置に加え数字とマークを覚えておかなくてはなりません。

神経衰弱は記憶力・集中力・推理力などを必要とする遊びです。

 

最初は20枚(10ペア)程度から始め、慣れたらジョーカー以外の全てのカード(52枚)を使って遊びましょう。ルールを理解するまでは大人とペアになって遊んでも良いと思います。並べ方も縦横きちんとそろえて並べたり、ばらばらな向きで置いたり、ときどきシャッフルしたりするなどお子さんに合わせて少しずつ難易度を上げて楽しんでください

 

  

〔おススメのトランプ遊び2〕少ない枚数でババ抜きに挑戦!

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ババ抜きは「参加者それぞれが持っている手札を順番に取り合い、自分の手元にある札と合わせて同じ数字のカードが2枚揃ったらそのペアを出す。手札がすべてペアになって出し終えた人の勝ち。ジョーカー(ババ)のカードを最後まで持たないようにするのがポイント」というゲームですね。

 

「誰がジョーカーを持っているのか」「自分がジョーカーを持っていることをみんなに知られないようにしよう」などを考えることで論理的な思考力や判断力、コミュニケーション能力などが育っていきます。カードを扇形に揃えて持つ、カードを1枚だけ上手に引いてくる、などで巧緻性も向上しますよ。

 

ババ抜きも最初の1~2回は大人とペアになって遊びましょう。ジョーカーが手元にきた場合の対応、カードを取る時と取られる時の相手の表情の変化の読み取り方など、ほんの少しのアドバイスでお子さんはすぐにゲームに順応できることと思います。手札を配られたとき、すでにできているペアのカードを出す楽しさも味わってほしいので、最初だからといって枚数を極端に減らしすぎないほうが楽しめますよ。

  

  

〔その他の遊びとゲーム後の対応〕負けて悔しがるのも良い経験!

上の2種以外にも、幼児さんが楽しめるトランプ遊びはたくさんあります。

「数字合わせ」は裏返しておかれたカードをめくっていき、出た数字をたして指定された数にするゲームです。このゲームでは集中力や数の概念、計算力が求められますので、年長さんくらいから楽しめると思います。

また、「7」に続く数から順に並べていく「7並べ」では、抜けている数字を埋めていくために頭で数の順をイメージすることが大切です。数の順を理解できているお子さんにとっても発展的な学習となるので、数の概念だけでなく判断力や忍耐力、論理的な思考力などが育ちます。まだまだいろいろな遊びが楽しめるトランプ。夢中になって遊んでいるだけで、集中力や意欲、問題解決力などがぐんぐんついていきます。 

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負けてしまうと、悔しさのあまり泣き出したり拗ねてしまったりするお子さんもいるかと思います。

勝ち負けで味わう思いはさまざまで、どちらの経験もとても大切ですし、悔しがることは悪いことではありません。とはいえ、ひどく悔しがって物や人に当たり散らすなど、みんなで楽しむ場面にはふさわしくない行動が見られたときは、まず抱きしめてあげて落ち着くのを待ちましょう。

爆発していき場がなくなった気持ちを受け止めて、「負けることもあるけど、ゲームは楽しい」「またみんなで遊びたい」と思えるように話してあげてください。協調性やコミュニケーション力が少しずつ上がっていきます。

 

よいことがたっぷり詰まったトランプ遊び、この夏休みに思い切り楽しんでくださいね。

 

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